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【レポート記事】プロバイダOCNが新たな通信速度低下防止策を実施 [レポート]

記事作成日:2016年07月18日(月)


インターネットサービスプロバイダ(以下、プロバイダ)とは、インターネットへの接続サービスを提供する事業者のことです。

先日の記事で、近年起こっている「プロバイダ各社の通信速度低下の問題」について取り上げました。

【リンク1】
■ 【レポート記事】プロバイダ各社の通信速度低下の問題(当ブログ過去記事)

OCNはNTTコミュニケーションズが運営するプロバイダで、会員数800万人(NTT持株会社公表の契約数より、2016年3月現在)を超す日本最大手のプロバイダです。

【リンク2】
■ 契約数(NTT持株会社ホームページ内)

OCNも近年の通信速度低下の影響を大きく受けています。

他のプロバイダと同様、回線増設など設備投資を行い、混線回避策を講じてきました。

【リンク3】
■ OCNの設備増設工事予定について(NTTコミュニケーションズホームページ内)

他のプロバイダよりも会員数が数倍多い上、一人あたりのデータ通信量も増加する一途のため、より踏み込んだ対策が必要だったのでしょう。

2016年3月2日付けの報道発表『「OCN」における品質向上のための取り組みについて ~より多くのお客さまに快適にご利用いただくため、混雑時の緩和対策を実施します~』(NTTコミュニケーションズの報道発表)にて、新たな混線回避策を実施すると発表しました。

【リンク4】
■ 『「OCN」における品質向上のための取り組みについて ~より多くのお客さまに快適にご利用いただくため、混雑時の緩和対策を実施します~』(NTTコミュニケーションズホームページ内)

以下、NTTコミュニケーションズの報道発表資料をもとにまとめました。

OCNの回線品質向上の取り組み
【実施日】
 2016年6月1日(水)から

【実施背景】
 OCNのネットワーク上を流れるデータ量の増加に対応するため、通信設備の増設に努めている。しかし、動画などの容量が大きいコンテンツの増加や、利用者・利用頻度の増加などによって、通信されるデータの量(トラフィック)は飛躍的に増え続けており、多くのユーザーの利用が集中し混雑状態になると、通信速度の著しい低下が生じることがあった。混雑発生に伴う通信品質低下を防ぐため、通信設備の増強を引き続き行うとともに、混雑が発生した際に利用の公平性を確保するため新たな取り組みを実施。

【対象となるサービス(個人向け)】
 * OCN光
 * OCN光withフレッツ
 * OCN光「フレッツ」
 * OCN for ドコモ光

【対象となるサービス(オフィス向け)】
 * OCN光
 * OCN光「フレッツ」
 * OCN光サービス(F)
 * OCNバーチャルコネクトサービス
 * OCNビジネスセキュリティセット

【実施内容】
 ユーザーが利用するOCN施設内の通信設備で混雑状態が発生した場合に、同じ設備を利用している通信量が多いユーザーの回線から順に、通信速度を他の回線と同じ水準まで一時的に制御し、より多くのユーザーが利用できるようにする。この通信速度制御は、混雑が緩和すると直ちに解除。

【実施基準】
 通信速度制御の対象となり得るのは、混雑時に他のユーザーと比べて著しく大量のデータ通信が行われている回線。ただし、制御の対象となるデータ量は、OCN施設内の同じ通信設備を共用する他のユーザーの利用状況によって大きく変化する。

【その他】
 上りトラフィックでも、混雑時に下りトラフィックと同様の通信速度制御が実施されるため、2008年8月1日から実施されていた「1日あたり30GB以上のデータをインターネットにアップロードしているユーザーに対する大量データ送信制限」については廃止。


このように、OCNは他のプロバイダよりも一歩踏み込んだ対策を講じました。

通信利用の多いユーザーはどれだけの影響を受けるのか、OCN全体的に見ると混線状況は改善されるのか・・・。

まだ開始されたばかりということもあり、一定の期間は様子を見ないといけませんが、今後もデータ通信量が増加の一途であれば、他のプロバイダも新たな混線回避策を導入する可能性が出てくると思います。

【関連リンク】
■ OCN公式ホームページ
■ NTTコミュニケーションズ公式ホームページ(OCNの運営会社)

◆ おことわり ◆
* 上記情報は当ブログ記事公開日時点の情報で、今後業者の都合で変更される場合がありますので、必ず公式発表されている情報もご覧ください。

* 当ブログ記事中のリンクについては記事公開日時点のものであり、今後リンク切れが発生したり、URLが変更になる可能性も考えられますのでご注意ください。

* 当ブログ記事に関連して、読者様に発生したいかなる損害についてもその責任を負いません。


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当ブログ記事はここまで。




【レポート記事】プロバイダ各社の通信速度低下の問題 [レポート]

記事作成日:2016年07月08日(金)


インターネットサービスプロバイダ(以下、プロバイダ)とは、インターネットへの接続サービスを提供する事業者のことです。

ここ1・2年、プロバイダ各社の光回線の通信速度低下が問題になっています。

速度低下するのは、平日の夜間(特に20時から24時)と休日で、概ね決まった時間帯です。

当初、プロバイダ最大手でこの事象が起こるようになりました。

改善される様子もなく、泣く泣く他のプロバイダに乗り換えたユーザーもいます。

しかし、やがては他のプロバイダでも同様の事象が起こるようになりました。

宅内の固定型インターネット回線の人口は、ブロードバンド回線(ADSL回線や光回線など)の普及とともに急増しましたが、それはもっと前(2000年前半)の話。

今では殆どの家庭にインターネットが導入されており、正直なところ飽和状態です。

ネット人口が急増したわけでもないのに、どうして突然通信速度低下が起こるようになったのか!

プロバイダSo-netは「近年、インターネットのサービスでは、動画の視聴サービスなど従来に比べ大きなデータのやり取りが増え、お客さま一人あたりのデータ通信量が増大する傾向にあります。それにより、一部の地域において、お客さまのご利用が集中する時間帯にインターネット回線が混み合い、通信速度が低下する場合があります。」(2016年3月10日:「ひかりサービス回線設備の増設工事予定・完了状況のお知らせ」より引用)と、原因を明記していました。

近年、ドラマ・映画・アニメなど多くの作品を毎月定額で視聴できる動画サービスが始まりました。

ビデオレンタルのような店頭に行く手間が省け、好きな時間にいつでも視聴できます。

また、返却期限に追われることもないので延滞料金の心配も不要です。

ユーザーメリットが多く、クレジットカードさえあれば誰でも簡単に契約できるため、ユーザーが急増して急成長したビジネスです。

参入業者も増え、価格競争も始まりました。

こういったサービスの普及により、一人あたりの通信量が急増したのです。

複数の長編動画の視聴が当たり前の時代になりました。

動画1本あたり少なくとも数百MBで、HDなどの高画質モードで配信されている動画だと1GBを超えます。

YouTubeやニコニコ動画など、以前から動画配信サービスはありますが、それらより長編の動画(映画だと数時間)が多いため、その分通信容量も多くなります。

多くのユーザーが一斉に高画質な長編動画を視聴したらどうなるでしょうか?

大量通信を一斉にする事になります。

プロバイダ各社は決して何も対策していないわけではありません。

事象発生当初は確かにその実態把握に時間がかかり、具体的対策を講じるのにも時間を要しました。

しかし、今では出来るだけ多くの人が快適にネット利用できるように回線を増設し、混線回避策を講じています。

ただ回線を増設しても、通信量の増加は止まらないため、なかなか追いついていないのが現状です。

当然、回線増設の導入コストや予算の問題もありますので、今日明日ですぐに改善できる問題ではありません。

現行プロバイダの対応に我慢できず、違約金を支払ってまで(入会当初に受けたキャンペーンによっては最低利用期間などの条件付きの場合がある)他社に乗り換えてしまうユーザーもいますが、今より改善されるかどうかは実際に乗り換えてみないと分かりません。

今と変わらない、あるいは今より酷くなるという可能性も十分考えられます。

しばらくは現行プロバイダで我慢し、気長に改善を待つのが無難なのかもしれません。

◆ おことわり ◆
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当ブログ記事はここまで。




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